**2.2.「変数」を使う作図 |$xfDiLdAtiyM| ----- ***2.2.1 ねらい - 2つの円や3つの円の半径を「連動」して変化させたい場合があります。 - たとえば, 定点A,Bがあり, 半径 r の円をかく。そのrを変えたとき, どういうことが起こるかを調べたい, というような場合です。 - ここでの「r」のようなものを, どのように作図するのか。これがここでのねらいです。 ----- *** 2.2.2 線分 AB を 「スライドバー」 として使う -たとえば, 次の図を開いて, ABを変えてみてください。 !00369-circle-AB ----- *** 2.2.3 作図の手順 |手続き|図|備考| |3点A,B,Cを作図|%const-07-01.png|| |線分ABを作図|%const-07-02.png|| |長さABを測定|%const-07-03.png|| |「作図」→「円」→「円(中心と半径)」|%const-07-04.png|| |拡大|%%const-07-05.png|| |中心としてCを指定|%const-07-06.png|| |数値入力のパネル|%const-07-07.png|| |「既存の数値から選択」をクリック|%%const-07-08.png|| |ABを選択する|%%const-07-09.png|| |できあがり|%const-07-10.png|| |ABの長さに連動して円が変わる|%const-07-11.png|| ----- *** 2.2.4 組み込まれている「スライドバー」を使う |手続き|図|備考| |点A,を作図|%const-07-21.png|| |「設定」|%const-07-22.png|| |「モード」|%const-07-22a.png|| |「エキスパート」|%const-07-23.png|| |拡大|%%const-07-24.png|| |「作図」を押すと|%const-07-25.png|| |スライドバーなどのメニューも表示可能に
「スライドバー」を選択|%const-07-26.png|| |拡大|%%const-07-27.png|| |「作図」→「円」→「中心と半径」|%const-07-28.png|| |中心としてAを選択してから, 半径の選択で「既存の数値を使う」|%const-07-29.png|| |xを選択|%const-07-30.png|| |確定|%%const-07-31.png|| |スライドバーで操作する円ができた。|%const-07-32.png|| |操作した様子|%const-07-33.png|| ----- *** 2.2.5 軌跡によって楕円をつくる - 定点 A,B をとる。 - 線分CDを作成し, CD上に動点Pをとる。 - PCとPDを測定し, それらを半径とする2円をA,Bを中心にかく。 - 交点の軌跡をかくと.. |手続き|図|備考| |点A,Bを作図|%const-07-41.png|| |点CDを追加|%const-07-42.png|| |線分CDを結ぶ|%const-07-43.png|C,Dの位置をCtrlキーを押しながら確定すると「ピッタリ」になる| |Pを追加する|%const-07-44.png|点を追加するとEになるので, 名前を変えて, 位置も変える| |PC,PDを測定する|%const-07-45.png|| |Aを中心に, 半径PC, Bを中心に半径PDで円をかく|%const-07-46.png|| |2円の交点をとる|%const-07-47.png|| |2点の軌跡を設定|%const-07-48.png|| |軌跡を残す|%const-07-49.png|| ----- *** 2.2.6 練習問題 **** (1) - 2点A,B,Cをとり, スライドバー(一つ)をおく - 2点を中心として, 半径がxで共通の円を2つ描く - 2円の交点をとり, その軌跡を残す - 半径を変えるとどういうことが起こるかを観察する **** (2) - 3点A,B,Cをとり, スライドバー(一つ)をおく - 3点を中心として, 半径がxで共通の円を3つ描く - 半径を変えるとどういうことが起こるかを観察する - 次に, それぞれの交点をとり, その軌跡を残す - やはり, 半径を変えるとどういうことが起こるかを観察する